マーケティンググループ
集客チーム
中山 奈美Nami Nakayama
興味を持ったら、まずは飛び込んでみる。幼いころから好奇心旺盛だった私を、両親はいつも温かく見守ってくれました。言い換えると、子どもの頃から一人の人間として尊重してくれたというのでしょうか。あなたがきちんと考えて決めたことなら、後悔の無いようにやりなさい。そんな考え方の両親の影響もあってか、私はいつも自分に素直でありたいと思って生きています。美術系の大学でインテリアを学んだ後、服の販売やディスプレイのデザイン、ミュージシャン、バーテンダー、飲食店の運営、さらにはカメラマンのアシスタントからエンジニアまで。これまで本当に様々なことを経験してきたなと思います(笑)。その時、その時に興味を持ったことや必要だと思うことを、ただ素直な気持ちで選択してきた。その積み重ねが、「今の私をつくっているんだな」とあらためて思います。
直前の仕事では、金融系システムのインフラエンジニアをしていました。以前からWEB系のサービスに興味があり、IT業界に携わることで新しいことを勉強したいと考えたのです。ビジネスマネジャーの資格を取り、これまでとはまた違う成長を感じていましたが、会社の雰囲気に少し違和感を持っていました。もっと皆が共通のビジョンを持ち、同じ方向に向かっていくような。そんな一体感が欲しい。そんな気持ちを抱き始めていた頃、ココナラの創業者である南から「ウチで働いてみない?」という誘いを受けました。ある女性社員が産後休暇に入ることになり、後任を探しているとのことでした。話を聞けば聞くほど、「とにかく社員の人柄や会社の雰囲気が良さそうだな」と感じた私は、2017年1月からココナラで働き始めることにしました。
「CRMや新規事業の領域を手伝ってほしい」と聞いていたのですが、とは言え何か特別なスキルがあるわけではない私に何ができるのだろう。サービス開発やマーケティングの経験も無いし、エンジニアとしても中途半端。右も左も分からないまま、環境に慣れることで精一杯の日々が始まりました。そんな中、救われたのは周囲の方々の温かさ。わからないことは丁寧に一つひとつ教えてくれ、折に触れて「心配しなくて大丈夫だから」と励ましてくれました。今でも印象に残っているのは、「中山さんは色々な経験をしているから、柔軟で対応できる幅が広いよね」と言ってもらえたことです。何気なく言ってくれた一言が、本当に嬉しかった。私は「何かひとつを極めたことがないこと」に少しコンプレックスを感じていたのですが、ココナラに来てから少し自信が持てるようになりました。
周囲に支えられ、徐々に仕事にも慣れ始めた入社8ヶ月目くらいの頃、とある大きなプロモーション企画のプロジェクト推進を任されました。人気美容系YouTuberやタレントブロガーを起用して、ココナラのサービスをPRする企画です。広告代理店やPR会社をはじめとした社外のパートナー企業との協業は、私にとって初めての経験でした。インフルエンサー側とのスケジュール調整、広告代理店との進捗確認など、プロジェクトの舵取りに苦戦する場面もありましたが、マーケティング部の上司や先輩の協力もあってなんとか予定通りに実施することができました。インフルエンサーやココナラのユーザー(出品者)、広告代理店、そして社内メンバーと、多くの人々が関わる企画の難しさや責任感の重さを痛感すると同時に、みんなで大きな試みを実現していくワクワク感や達成感も同時に味わうことができました。
現・マーケティング部長の石原龍さんをはじめ先輩方には、この案件に限らず、何から何まで本当にお世話になっています。基本的にココナラは、自主的に学習し、必要な知識をキャッチアップしていく風土ではありますが、その学習へのフィードバックや業務のサポートがとても適切だったので、心折れることなくここまで来られたなと感じています。
現在はココナラの知名度も上がってきており利用機会も多様化しているため、当時とは違ったアプローチができそうだと感じています。また自分自身もココナラへの理解度が当時よりかなり高まっていることもあり、もしまた機会があればさらなる効果最大化を目標にインフルエンサーマーケティングを実施してみたいと考えています。
SNSやリモートワークがライフスタイルの一部として浸透していく中、オンラインの存在感が急激に高まっていると感じます。今までオンラインを活用していなかったシーンにおいても、これからはオンライン化が進んでいくと思います。その意味でココナラの利用機会はまだまだ広がっていくと思っています。ひょっとすると、私たち社員でも気づいていないココナラの使い方があるのかもしれません。
現在は20~40代の男女が主なユーザー層になりますが、若年層や年配の方々にももっと簡単・安全に利用していただきたいと考えています。また、ココナラ本体だけでなく、ココナラミーツやココナラ法律相談も、これからの成長が期待できる事業です。成長局面にいるココナラの中で、自分がどんなミッションを担い、貢献していくことができるのか。それが私の当面のテーマになると思っています。
これまでもあらゆる職種を経験しましたが、すべてゼロからのスタートでした。初めて経験することでも、これまでの経験の応用と学ぶ努力である程度のレベルまでは到達できたと思います。しかし、まだプロとはいえないスキルばかりかも知れませんが、自分がこれまでに経験してきたことのすべてを活かして新しいミッションを担っていきたいと考えています。仕事でも人生でも、自分の経験や知見が誰かをサポートすることにつながれば幸せなことだなと思っています。
中山 奈美 プロフィール
美術系大学を卒業後、アパレル企業で販売やディスプレイのデザインに携わる。その後、バーテンダー、カメラマンアシスタント、ミュージシャン、さらには大学職員やインフラエンジニアなど様々な仕事を経験。行きつけのバーで面識のあった現会長の南との縁で、2017年にココナラに入社。現在はマーケティンググループで、ココナラの利用者拡大に取り組む。